FuturedMeは、東京理科大学 独自の創薬技術「CANDDY™」をもとに設立されました。CANDDY™は、生体内のタンパク質分解現象を利用して、小分子を用いて病気の原因になるタンパク質(標的)を、「阻害」ではなく「分解」に誘導する「標的タンパク質分解創薬技術」です。FuturedMeは、創薬の世界でゲームチェンジを起こし、「未来(Future)の薬CANDDY™ (drug=degrader)」をひとり一人(Me)にとどけて行きます。
FuturedMeのミッションは、「今、薬がない人に薬をとどける(No patients without medicine)」です。CANDDY™プラットフォーム(タンパク質分解創薬プラットフォーム)を用いて、「既存の技術では創薬困難な標的(アンドラッガブル・ターゲット)」の医薬品開発に挑戦します。現在、遺伝子パネル診断が開始されましたが、診断された自分の標的に薬のある人は2−3割です。我々が目指すのは、すべての人に「あなたの薬はこれですよ。」と言える未来です。すなわち、アンドラッガブルをドラッガブルにすることです。
FuturedMeは、CANDDY™プラットフォーム(タンパク質分解創薬プラットフォーム)を用いて、新しい小分子を医薬品候補として生み出す科学のパイオニアです。 CANDDY™テクノロジーは、東京理科大学の教授 宮本悦子によって発明されました。 CANDDY™はユビキチン化の工程に依存しません。直接的に、小分子によって標的をプロテアソームに誘導して分解する技術です。伝統的な薬のように単にタンパク質の機能を阻害するのではなく、細胞の天然のタンパク質分解機構を使って目的のタンパク質を分解することができます。利点は、技術の適応範囲の広さと柔軟性であり、設計とプロファイリングをより簡単に行えるため、CANDDY™はひとり一人にあった薬を創る新しい時代の技術です。




慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修了後、株式会社ジャフコ入社。入社以来、一貫して大学等の技術シーズ事業化および大学発ベンチャーへの投資活動に従事。複数の大学発ベンチャーに社外取締役として関与。JST STARTプログラムを通じ、東京理科大学宮本准教授とともに株式会社FuturedMeを設立。現在、代表取締役。


博士(工学)
東京理科大学理学部化学科を卒業後、日本IBM大和研究所、東芝情報通信研究所に勤務。1995年より、三菱生命科学研究所に在籍中に、1997年から2年間、米国カーネギーメロン大学に留学。2000年に横浜国立大学大学院工学研究科博士課程後期修了後、慶應義塾大学理工学研究科にて文科省振興調整費やゲノムネットワークプロジェクトに参加。2011年より東京大学医科学研究所 インタラクトーム医科学社会連携部門 部門長、2014年10月より東京理科大学生命医科学研究所を経て、2019年4月より現職、東京理科大学総合研究院 宮本分子医科学研究室 教授。2018年6月に株式会社FuturedMeを設立し、取締役へ就任。



博士(理学)

九州大学大学院理学研究科博士課程修了後、慶應義塾大学大学院にて助教として、mRNAディスプレイ(IVV法)というタンパク質間相互作用検出系の研究や文科省ゲノムネットワークプロジェクトに参加。その後、バイオベンチャーや特許調査会社を経て、当社へ入社。現在、ケミカルバイオロジーチームのヘッドとして、CANDDY™プラットフォームの基盤開発に従事。


ケミストリーヘッド

ケミストリーヘッド

慶應義塾大学大学院応用化学修了後、国内外の製薬メーカー3社にて、一貫してメディシナルケミストとして、創薬研究/GMP合成研究に従事。基礎研究から臨床開発に関わる研究、低分子から抗体医薬品に渡る幅広い医薬品開発を経験。現在、ケミストリーチームのヘッドとして、CANDDY™技術を活用した新規医薬品の開発に従事。



主任研究員
博士(理学)

京都大学大学院理学研究科を卒業後、九州大学、バイオ産業情報化コンソーシアム、理研、京大薬学研究科にて、クライオ電子顕微鏡とX線によるタンパク質構造機能解析を経験。ADMEに寄与するP糖タンパク質では新規阻害剤との複合体結晶構造解析を達成。現在、CANDDY™プラットフォームのケミカルバイオロジーチームの主任研究員として従事。博士(理学)を取得。


主任研究員 博士(医学)

バイオロジーチーム
主任研究員
博士(医学)

横浜市立大学大学院医学研究科博士課程修了後、生理学研究所、長寿医療研究センターにてポスドクとして勤務後、米国ロチェスター大学、ワシントン大学セントルイス及びミシガン大学にて間葉系幹細胞の機能に注目して骨発生、骨再生及び異所性骨化の研究に従事した。現在、CANDDY™自社創薬パイプラインのバイオロジーチームの主任研究員として、CANDDY™のin vitro及びin vivo評価系の最適化に従事。


博士(医科学)

訪問研究員
博士(医科学)

千葉大学大学院医学薬学府博士課程修了。在学時、千葉県がんセンター研究所・がんゲノムセンター・実験動物研究部にて連携大学院生として、マウス発がんモデルを用いたいくつかのプロジェクトに参加し、個体レベルにおける遺伝子機能解析を経験。現在、訪問研究員として、CANDDY™技術による新規医薬品開発プロジェクトに従事。


博士(応用生物学)

訪問研究員
博士(応用生物学)

中部大学大学院応用生物学研究科博士課程修了。在学中は、愛知県がんセンター研究所がん予防研究分野の任意研修生として、膜輸送体と疾患の発症リスクの連関についての研究を行う。その後、当社へ入社。現在、訪問研究員として、CANDDY™技術を活用した新規医薬品の開発に従事。
社名 | 株式会社FuturedMe |
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設立 | 2018年6月26日 |
社員数 (役員含む) | 9 名(内博士6名; 2019年4月現在) |
所在地 | 本 社 東京都中央区日本橋本町2-3-11-5F 研究所 千葉県野田市山崎2641 |
役員 |
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取引銀行 | みずほ銀行![]() |
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投資家 | 株式会社ジャフコ![]() |